キッチンを使えば使うほど、コンロや蛇口、シンク周りが汚れてしまいます。毎日家で料理をしている方は、コンロの油汚れやシンク周りの水アカを落とすのに苦労していると思います。どうしてこんなにキッチンは汚れてしまうのでしょうか?その理由を解説していきたいと思います。
野菜炒めや揚げ物を作るときは、必ず油を使います。油を使って調理すると鍋から水蒸気が出てきますが、その水蒸気は油を含んでいるため、壁やレンジフードに油が付着します。キッチン周りがベタベタするのは、この水蒸気と共に飛散した油のせいです。ついたばかりの油であれば簡単に洗浄できますが、時間が経つと油が固まってこびりついてしまうので落とすのが難しくなります。お掃除が大変だからという理由で家では揚げ物を作らないという方もいらっしゃいますが、炒めものなどの油を使う料理を作れば必ず油が飛散します。揚げ物を作らなくても、定期的にキッチンクリーニングをして油汚れを落としましょう。油汚れを放置すると家の中にゴキブリが発生してしまいます。
肉や魚のドリップ、野菜についている土、食品の色素は、キッチンのシンク周りを汚す原因の一つです。食材の下ごしらえをすると、シンクに食品の汚れが付着します。色素が強い食品の場合、すぐに汚れを落とさないとシンクが変色してしまいます。さらに、ドリップや土には細菌が生息しているため、洗浄と除菌を怠ると料理に細菌が付着して食中毒を起こす可能性があります。実際に、ご家庭で作った料理が原因で食中毒になった方は多いです。見た目を清潔にするためだけではなく、食中毒を予防するためにもキッチンクリーニングは必要です。特に小さなお子さんやお年寄りが住んでいるご家庭は、定期的なキッチンクリーニングをおすすめします。